製造業などに多く見られますが、日本の会社は海外に数多くの支店や工場を持っています。その理由としては日本に工場を持つよりも維持費や人件費が安く済むからです。
それはIT市場にも言えることで、さらにITとなると日本だけでなく世界に目を向けていかなければならない仕事でもあります。ですので最近ではIT業界内でも海外で働く人も増えてきました。給料面で言えば、日本はIT業界の評価がいまいち低いので全体的に見れば高水準ではありますが、それでも仕事と見合っているかは自信を持ってうなずけない、というのが正直なところだと思います。
IT、エンジニア系の平均年収は2011年で474万円で、サラリーマンの平均年収は409万円ほどですから平均よりは高いです。これがアメリカだとプログラマで約694万円、ソフトウェアエンジニア(アプリケーション)が約765万円、ソフトウェアエンジニア(業務システム系)が約838万円と、日本よりかなり高いことが分かります。カナダでは633万円が平均です。他ではイギリスやフランスは日本と同じくらいだと言えますが、休暇の多さなどを考えると海外の方が給料面で見れば待遇はいいと言えると思います。
(こういった職種のエンジニアが利用している言語が、Javaです。Javaは、元は業務システム開発用言語でしたが、サーバーサイドのWEBシステムや今はAndoroidアプリにまで利用されています。こういった職種を希望する方は、Javaを勉強してみるのもいいでしょう。年収や実際のjavaの求人情報を見てみるのもいいでしょう。)
また、あくまでもこれは平均値であり、日本人が海外で働くにあたり求められる人材はプロジェクトリーダーやコンサルタントなど管理するする側であるので、給料はもっと上がると思います。
海外で働くには当然語学力も求められるのでそれがネックになると考える人もいるかもしれませんが、海外で経験を積むことは仕事上でも、自分の人生としてもプラスになると思うので、挑戦してみてもいいと思います。